DEV LARG「今回は意外に感じるモノもあるだろうけど、<俺的>に秋を感じる曲、個人的な思い入れのある曲をセレクトした。」
VA / THE NEW FOLK ENCYCLOPEDIA
和物。昭和40年代、これから何かが起こる、何かを作る、そういう時代。その空気が自然に音楽や歌詞に出てる。タイトルも凄くて、「青春の別れ道」、「ピエロの恋」…。あえて一曲選ぶなら「誰もいない海」かな。たまらなく秋を感じる。B面的な日本人感覚あふれるコンピ。
RASA / EVERYTHING YOU SEE IS MINE
ニューヨークで掘ってる頃からいろいろんなコレクターが「これいいよ」って言ってた。最近聴き直してみたら結構良くて、ミディアム・テンポ中心、きれいな音色でじんわりくる。ジャケットの夕焼けも日本人好みな感じ。そんなに高くないので、聴いてみて欲しい。
GARY MACFARLAND / SOFT SAMBA STRINGS
ゲイリー・マクファーランドのアルバムに関しては純粋なコレクター。ジャンル分けするならボサノヴァになるだろう。特に口笛にはヤラれる。A面の4曲目は純粋な女の子が聴いたら股下浸水、って感じ。今回あげたフォークのコンピと共通する、寂しさを持っている。
WALT HARPER / NIGHT THOUGHTS
どマイナー・レーベルからのリリースだけあって、マイナーのツボをついてくる。B面の美学みたいなアルバム。ドラマティックにじんわりくる、秋っぽい曲が入ってる。スティーヴィ・ジョビンなどカヴァーものも多数入ってるけど、オリジナルもいい。
LAMONT DOZIER / PEDDLIN’ MUSIC ON THE SIDE