DEV LARGE「今回は黄色のジャケットを片っぱしから見ていったんだけど、イメージ通りの黄色がなくて、その中から見つけました、という感じ。本当は俺のイメージした黄色とは違うんだけど、どれも内容はいいです。」
SUN RA / THE HELIOCENTRIC WORLDS OF SUN RA,VOLUME 1
とかく型にはまりがちで、こういうふうに作ったらいいでしょ、みたいになっている部分を溶かすために選んだ1枚。これだけ自由にやっちゃっていいんだ、枠なんか取っ払っちゃえっていうアルバムですよね。音的には違うけど、そういう世界観を表現しようとしているのがBUDDHAだから、35年前にこれをやっていたっていうのが凄いと思うんですよ。月面着くらい衝撃なモンだと思う。機会があったら聴いて欲しい。
これはよく言われるライブラリーのレコードで、UK産ですね。感情表現がすごくされているエモーショナルな作品、普通に70年台のどらもの後ろで掛かって言そうな音源ばっかですね。A面の3、4曲目が好きです。同じジャケットで、色違いで何枚か出ていると思うんですけど、異色が好きでした。これはマニア向けかな。見つけるのがちょっと大変だし、あっても高額かも。あんまり高いのは選ばないようにしているんですけど、こういうのもあるということで。
これは今時のチャートに載らないような音、かつクラブ・プレイしづらい音なんだけど。こういういい音もあるっていうのを知ってほしい。マディ・ウォーターズ+ジミ・ヘンドリックス+ファンカデリック➗3って感じなんですよ。ふざけた要素も初期のファンカデリックと同じようなモノを感じますね。このアルバム、すごい好きです。落ち込んでいる時とか、真剣に何か考え流ような時に聞いちゃうんですよ。
夏になると日本で有名、無名にかかわらず野外でジャズ・フェスやりますよね?俺も無性に行きたくて、野外でこれ聞いたら気持ちいいだろうなろ思って選びました。純粋に楽曲的にもいいんで、これそんなに高くないはず。CTIはフュージョンという視点で聴かなくても優れた音源が残されているんで、ぜひ聴き返してほしいですね。今作もドン・セベスキーのアレンジ、素晴らしですよ。この人、CTIの多くの音源に関わってますよね。
SILENT POETS / To Come… Remix Volume 02